動画撮影に一眼レフカメラ(ミラーレス)がおススメな3つの理由
はじめに
子供の成長記録などで頻繁に撮影される動画。 ほとんどの人がビデオカメラ、最近ではスマホで撮影している方も多いと思います。 しかし、一眼レフカメラで動画撮影したほうが、ビデオカメラよりも高品質な動画が取れるのです。 このページでは、一眼レフカメラで動画を撮影するメリットについてご紹介します。
※ もちろんビデオカメラにもメリットはありますので、それぞれ個人の状況において最善のものを選択してください。
※ ここでは一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラ を区別せずに話を進めます。 以下、一眼レフカメラと表記します。
背景をぼかした動画が撮影できる
一眼レフカメラの一つの醍醐味は、やはり背景のぼかしです。
背景をぼかすためには、「被写界深度」というカメラの専門用語を理解する必要があります。 被写界深度とは、ピントの合う範囲(奥行き)のことです。
一般的なデジタルカメラで、風景モードを選択すると、人物にも遠い背景にもピントが合います。 この状態を、被写界深度が深いと言います。
逆に、ポートレート撮影を選択すると、人物にピントが合って、背景をぼかした写真を撮ることができます。 この状態を被写界深度が浅いと言います。
一眼レフカメラでは一般的に、Aモードで絞りを調整することにより、被写界深度を変えることができます。 これは、一般的なビデオカメラではできない機能です。 なので、一眼レフカメラを使用すると、背景をぼかした味わいのある動画が撮影できるというわけです。
背景をぼかした動画例
参考
レンズを替えて動画を撮影できる
一眼レフカメラのメリットの一つは、レンズ交換が可能なことです。
より広範な範囲を撮影するには、50mm以下の広角レンズがオススメです。
子どもの運動会や動物園の動物を撮影するときは、200mm以上の望遠レンズが必要でしょう。 しかし、望遠レンズは少し高額になること、そしてサイズ大きく、重くなってしまうところがデメリットでしょう。
レンズ交換がめんどくさいという方には、16mmから300mmのズームレンズがおススメです。 数万円で購入することができます。
参考
暗い所でもキレイな動画が撮影できる
イメージセンサーの大きさ
イメージセンサーとは、光をキャッチする部分のことです。 大きければ、大きいほど、より多くの光を取り入れることができます。
一眼レフカメラのイメージセンサーはマイクロフォーサーズから フルサイズまで、種類があります。
ビデオカカメラでは、1/2.5インチや1/2.3インチ が主流です。一眼レフカメラに比べるとかなり小さいことがわかります。
暗い場所では、より多くの光を取り入れる必要があるので、暗い場所では一眼レフがかなり有利なことがわかります。
参考
ISOの設定
ISO感度とは、カメラに搭載されているセンサーの感度のことです。 感度が高いほど、暗いところでの撮影が有利になります。
設定で変更できますが、一眼レフカメラは, ISO感度が100~25600(52100の機種もあり)。
一方、ビデオカメラは、 ISO感度が100~6400までしかありません。
なので、暗いところでも有利なのは、やはり一眼レフカメラだというのがわかると思います。
参考
まとめ
動画撮影に一眼レフがおススメな理由
- 背景をぼかした動画が撮影できる
- レンズを替えて動画を撮影できる
- 暗い所でもキレイな動画が撮影できる