被写界深度とは?
被写界深度とは?
被写界深度とは、ピントが合っている範囲のことです。
ピントが合っている範囲が広いことを被写界深度が深い、
ピントが合っている範囲が狭いことを被写界深度が浅い、と言います。
被写界深度を変えるには以下の3つの方法があります。
絞りを変える
焦点距離を変える
被写体との距離を変える
絞り(F値)を変える
F値が小さいほど、被写界深度は浅くなります。つまり、ピントの合う範囲は少なくなります。
以下の写真は、手前のフィギアに焦点が当たった状態で、F値をどんどん大きくしています。F値が小さい時は、フィギアだけに焦点があっています。しかし、F値を上げていくと、だんだん被写界深度が深くなり、後ろの方にもピントがあってくるのが分かると思います。
ISO感度 | 絞り | シャッタースピード | 焦点距離 |
---|---|---|---|
3200 | F1.8 | 1/320 | 35mm |
ISO感度 | 絞り | シャッタースピード | 焦点距離 |
---|---|---|---|
3200 | F4 | 1/80 | 35mm |
ISO感度 | 絞り | シャッタースピード | 焦点距離 |
---|---|---|---|
3200 | F8 | 1/20 | 35mm |
ISO感度 | 絞り | シャッタースピード | 焦点距離 |
---|---|---|---|
3200 | F13 | 1/8 | 35mm |
ISO感度 | 絞り | シャッタースピード | 焦点距離 |
---|---|---|---|
3200 | F18 | 1/4 | 35mm |
焦点距離を変える
焦点距離が長くなると、被写界深度は浅くなります。つまり、望遠レンズを使うと、被写界深度は浅くなり、F値をそれほど下げなくても、ボケのある写真を撮ることができます。
焦点距離が短くなると、被写界深度は深くなります。つまり、広角レンズを使うと、被写界深度は深くなり、被写体の後ろの方にもピントが合います。
被写体との距離を変える
被写体に近づくと被写界深度は浅くなり、ボケのある写真を撮ることができます。
被写体から遠ざかると被写界深度は深くなり、被写体の後ろもピントが合ってきます。
まとめ
ボケのある写真を撮りたい時は、望遠レンズで被写体に近づき、F値を小さくします。
被写界深度が浅くなる | 被写界深度が深くなる | |
---|---|---|
絞りを変える | F値を小さく | F値を大きく |
焦点距離を変える | 長い(望遠レンズ) | 短い(広角レンズ) |
被写体との距離を変える | 近づく | 遠ざかる |
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