焦点距離とは?
焦点距離とは?
「レンズからフィルム(センサー)までの距離」を焦点距離といいます。が、そんな難しいことはやめにして、簡単に言うと、焦点距離の数値が小さいほど広角、つまり広い範囲を映すことができ、数値が大きいほど望遠、つまり小さいものを大きく撮ることができます。
以下は「AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR」で撮りました。
70mm
100mm
200mm
300mm
このように焦点距離が長くなるほど、アップで撮ることができます。
焦点距離の分類
「超広角域」 : 14~20m
「広角域」 : 24~35mm
「標準域」 : 45~70mm (人間の眼に最も近い)
「望遠域」 : 標準以上300mmまで
「超望遠域」 : 300mm以上
35㎜換算とは?
35㎜判
昔のカメラのフィルムの幅が35mmでした。このフィルムとだいたい同じ大きさのイメージセンサーを持つカメラを「フルサイズ」カメラと言います。つまり、 「35㎜判」=「フルサイズ」と覚えて問題ないでしょう。
画角
写真で撮ることができる範囲のことです。 広角レンズでは広い画角を撮ることができ、 望遠レンズでは画角は狭くなります。
35㎜換算
35㎜フルサイズカメラに焦点距離50mmのレンズで撮ると、50㎜の画角のままです。
しかし、APS-Cのカメラに50㎜のレンズで撮ると、 画角は1.5倍の75㎜相当の画角になります。つまり、ちょっと望遠になるわけです。マイクロフォーサーズは2倍の100mm相当。1インチは2.7倍の135mm相当の画角になります。
すべての機種に焦点距離50㎜のレンズで撮影 | ||
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フルサイズ | 1倍 | 50mm |
APS-C | 1.5倍 | 75mm |
マイクロフォーサーズ | 2倍 | 100mm |
1インチ | 2.7倍 | 135mm |
まとめ
- 焦点距離の数値が小さいほど広角。広い範囲を映すことができる。
- 数値が大きいほど望遠。小さいものを大きく撮ることができる。
- フルサイズカメラに焦点距離50mmのレンズだと、50㎜の画角だが、 APS-Cのカメラに50㎜のレンズで撮ると、 画角は1.5倍の75㎜相当の画角になる。