秋の風景写真をきれいに撮る5つのコツ|9月から始める秋の撮影術
投稿日 : 2026年9月6日
最終更新日 : 2026年9月6日
目次A Table of Contents
01はじめに
夏の暑さが少しずつ和らぎ、空気が澄み始める9月。これから秋に向かって、風景写真が楽しくなる季節です。
紅葉の見頃はまだ先でも、秋の撮影はすでに始まっています。 低くなってきた太陽の光、澄んだ青空、朝晩の霧、色づき始めた木々など、9月だからこそ撮影できる風景があります。
今回は、秋の風景写真をきれいに撮るための5つのコツを紹介します。
02秋の風景写真をきれいに撮る5つのコツ
①朝と夕方の光を狙う
秋の風景写真では、撮影する時間帯がとても重要です。昼間の強い光よりも、朝や夕方の柔らかな光を利用すると、山や木々に立体感が出ます。
特におすすめなのが、日の出直後と日没前の時間帯。
いわゆる「ゴールデンアワー」と呼ばれる時間帯には、風景が暖かみのある色に包まれます。
朝の光では爽やかな印象に、夕方の光ではドラマチックな雰囲気に仕上げることができます。
撮影のポイント
- 朝は日の出後1~2時間を狙う
- 夕方は日没前1~2時間を狙う
- 逆光で木々の葉を透かして撮る
- 光が差し込む瞬間を待つ
②空を入れて秋らしさを表現する
秋は空気が澄み、青空がきれいに見える日が増えてきます。 風景写真では、地上の景色だけでなく空にも注目してみましょう。
例えば、山や木々を画面の下側に配置し、青空を大きく入れると、開放感のある写真になります。
反対に、雲の形が面白い日は空を少なくして、雲をアクセントとして利用するのもおすすめです。
基本的には、以下の割合から試してみると構図を作りやすくなります。
「空1:地上2」
または
「空2:地上1」
③紅葉だけを狙わない
秋の撮影というと、どうしても「紅葉」を思い浮かべます。 しかし、紅葉が始まる前の9月にも魅力的な被写体はたくさんあります。
例えば、
- 少し色づき始めた葉
- ススキ
- 秋の花
- 朝霧
- 収穫を迎える田園風景
- 秋らしい雲
- 山の稜線
すべての木が真っ赤になるまで待つ必要はありません。 緑の中に黄色や赤が少し混ざった風景も、秋の始まりを感じさせる美しい写真になります。
④前景を入れて写真に奥行きを出す
風景写真が「なんとなく平面的に見える」という場合は、前景を意識してみましょう。
遠くの山だけを撮影するのではなく、 手前に木や草、花、岩などを入れます。
すると、
前景 → 中景 → 遠景
という奥行きが生まれます。
例えば、手前にススキや草を入れ、その奥に森林、さらに遠くに山を配置すると、広がりのある写真になります。
広角レンズを使う場合は、特に前景を意識すると効果的です。
⑤朝霧や雲海を狙ってみる
秋の早朝は、霧や雲海に出会えるチャンスがあります。特に高原や山間部では、朝の冷え込みによって霧が発生することがあります。
霧に包まれた木々や山は、晴れた日の風景とはまったく違う幻想的な雰囲気になります。また、高い場所から見下ろすと、雲海が広がっていることります。
雲海を狙うなら,以下の条件に注目してみましょう。
- 前日に雨が降った
- 朝晩の気温差が大きい
- 風が弱い
- 晴れる予報になっている
03秋の風景写真におすすめのカメラ設定
風景写真なら、まずは絞り優先オート(Aモード)から始めると撮影しやすいです。
基本設定の目安
- 撮影モード:A(絞り優先)
- 絞り:F5.6~F11
- ISO:AUTO
- ホワイトバランス:AUTO
- AF:AF-S
- 画質:RAW+JPEG
風景全体をシャープに写したい場合は、 F8前後から試してみるのがおすすめです。
ただし、朝夕など光が少ない時間帯は シャッタースピードが遅くなるため、三脚を使うと安心です。
04秋の風景撮影ではPLフィルターも活躍
青空をより鮮やかにしたい場合や、葉っぱの表面にある反射を抑えたい場合は、 PLフィルターも便利です。
特に、以下のものを撮影するときに効果を感じやすいでしょう。
- 青空
- 水面
- 木々の葉
- 濡れた岩
ただし、PLフィルターは光量を減らすため、朝夕など暗い時間帯ではシャッタースピードに注意してください。
05長野県・松本市周辺なら秋の撮影スポットが豊富
秋の風景写真を撮るなら、長野県は非常に魅力的なエリアです。
松本市周辺にも、さまざまな撮影スポットがあります。
- 上高地
- 乗鞍高原
- 美ヶ原高原
- 梓川周辺
- 松本城
特に標高の高い場所では、平地より早く秋が進んでいきます。 同じ長野県内でも標高によって紅葉の時期が変わるため、 9月から11月にかけて撮影場所を変えていくのもおすすめです。
06秋の撮影は「紅葉の前」から始まっている
秋の風景写真というと、真っ赤な紅葉をイメージしがちです。しかし、秋の魅力は紅葉だけではありません。
澄んだ青空、柔らかな光、ススキ、朝霧、雲海、少しずつ色づく木々……。
こうした小さな変化に目を向けると、9月から秋の撮影を楽しむことができます。紅葉のピークだけを狙うのではなく、季節が変わっていく過程そのものを写真に残してみるのも面白いと思います。
07まとめ
秋の風景写真をきれいに撮るポイントは、次の5つです。
- 朝と夕方の光を狙う
- 空を入れて秋らしさを表現する
- 紅葉だけを狙わない
- 前景を入れて奥行きを出す
- 朝霧や雲海を狙う
特に9月は、夏から秋へと季節が変わり始める時期。
「まだ紅葉していないから」と撮影を待つのではなく、今しか撮れない秋の始まりを探してみましょう。
カメラを持って出かければ、いつもの風景の中にも新しい秋を発見できるかもしれません。
